サウナに入ったことのある方なら一度は目にするであろう、積み上げられた石たち。
これらは、インテリア感覚で置かれたただの石たちではありません。しっかりと堅い使命を持って置かれた「サウナストーン」なのです。
今回は、サウナストーンについて深掘りしていきます!
- サウナストーンって何?
- サウナストーンについて詳しく知りたい!
- サウナストーンを購入したいけど、どんな種類が良いのか迷っている、、
是非最後までご覧ください!
”サウナストーン”に与えられた責務
サウナストーンには、様々な種類と効果をもたらします。よく積み上げられた石に水をかけている光景も見たことあるのではないでしょうか?
これはロウリュと言って、ストーブでアツアツに熱せられた石たちに水をかけ、蒸気を起こす行為のことを指します。
このロウリュをすることで、サウナ内の湿度を上げます。湿度を上げることで体感温度を上げ、さらなる発汗作用を促して効果を高めます。また、サウナストーンを置いておくだけで、温度を保つ役割ももたらします。キャンプの薪と同じようなイメージでしょうか。
特に”テントサウナ”などでは使用されることが多いです。ちなみに、川などの河原でテントサウナをする際、落ちている石は適さない石もありますので、注意してください。
このように、サウナストーンには素晴らしい責務があります。ロウリュでかける水をお茶やアロマ水にすることで、香りを保って全体に広めることもできるので、匂いの効果を活かして更なるリラックス効果を期待できます。
サウナストーンに適した石の特徴
いくら石といえど、どんな石でもサウナストーンとして使用できるかと言われたらそうではありあせん。以下の特徴に当てはまる石こそがサウナストーンに適しております。
硫黄が含まれていない
まず、硫黄が含まれている石を使用してロウリュをすると、有毒な物質を発生させ、人体に害が及んでしまう可能性があり、非常に危険です。石に錆びているような色味がある石は、硫黄が溶けこんでしまっているため、使うのはやめましょう。
色が暗め
石の色味に黒っぽさや黒に近いグレーのような石は、熱を吸収しやすい特徴があり、蒸気を発生させやすくなるため、かなりサウナストーンに適しております。
重さが重く、穴がない
石の比重が重いということや石に空洞がないものは、熱の保持力が高く、常に熱い状態の石として使うことができるため、サウナストーンに適しております。
この3つの特徴を持った石こそ、サウナストーンとして使用するにもってこいです。意外と河原に落ちてることもあるので、是非見つけて見てください。
サウナストーンの種類について
3つの特徴を知りましたが、実はサウナストーンは購入することも可能です。購入する上でいくつかオススメの石をご紹介致します。
火山岩
マグマが冷えて固まってできた火山岩。花崗岩、かんらん岩、斑れい岩とインターネットで検索すると出てきやすいかと思います。これらの3つは全て火山岩になります。また、火山岩は穴の量が少なく、熱にも強いのが特徴で、比較的安価なものが多いです。
ジェダイト(翡翠)
中国の鉱石で、よく宝石やパワーストーンとして使われることのある石です。色味も鮮やかで、幻想的なので、癒し効果を持ちます。水分に非常に強く、吸収性もないため、蒸気がきめ細かいのも特徴です。価格帯は少し高め。
セラミックストーン
こちらは、粘土を高温で焼いて作られた、陶器になります。人工で作られており、よく砥石としても利用されることがあります。温泉施設などにも使われることが多く、購入しやすいです。
まとめ
サウナストーンは、ロウリュをする上では必須ですし、置いておくだけでも保温機能を持ちます。そんなサウナストーンも石という自然にあるものからインスピレーションを受けて活用されております。そんな原始的な発想もサウナが人気の理由の一つでもあります。
- 火山岩
- ジェダイト(翡翠)
- セラミックストーン
テントサウナをご検討の方や、自然の中でのサウナを楽しみたい方は、サウナストーンにも注目してみてください!!